水分ストレスと温度ストレスがサツマイモの塊根形成に及ぼす影響
サツマイモは乾燥や高温に比較的強いとされているが、近年のように過度の乾燥や高温が発生すると、サツマイモの塊根形成に影響がでてきているのが散見される。 サツマイモの塊根形成は、生育初期に適切な水分環境と温度条件が確保される…
サツマイモは乾燥や高温に比較的強いとされているが、近年のように過度の乾燥や高温が発生すると、サツマイモの塊根形成に影響がでてきているのが散見される。 サツマイモの塊根形成は、生育初期に適切な水分環境と温度条件が確保される…
前回、肥効について書いた通り、窒素過剰によりサツマイモにはつるぼけ現象が発生することが知られています。これについて植物ホルモンから見たメカニズムを解説します。また、後半には、サツマイモ栽培をするうえでよく話題にあがる蔓返…
サツマイモ栽培における窒素・リン酸・カリウムの肥効についてまとめたいと思います。 窒素(N):茎葉と全体生育への影響 窒素は葉緑素の生成に必要で光合成を支える重要養分であり、初期生育に欠かせない。適量の窒素施用により茎葉…
最近、焼きいもの糖度についてテレビ局から問合せがあり、思うところがあったのでまとめたいと思います。テレビ局から問合せは、高糖度の焼きいもをうたっているところがあり、その紹介時に通常の焼きいもに比べて○○倍とアピールしたい…
以前、干しいものコンサルティング時に行った原料品種毎の干しいもの成分分析結果です。 糖含量総量や糖度(Brix値)は、タマユタカが一番良い結果だったのですが、実際に約100名に食べてもらった食味調査では、べにはるか>安納…
今年(2024年度)は62品種の栽培にチャレンジです。ちなみに去年は38品種でした。去年、KNS(かんしょ)48ができるまで増やすと書きましたが、一気に通り越してしまいました。 62品種は下記の通りです。このうち37品種…
今年の1月にサツマイモの未来-未来のあるべき姿とは何か?を書きました。その後、半年ぐらいいろいろと考えてきた結果、「未来のあるべき姿」はまだぼんやりとはしていますが、「走りながら考える」が自分のやり方なので、現状の考えを…
スマート農業に関わっていると、品質や安定出荷を支える技術を培ってきたが、個々の生産者に依存しているのでこれを脱却したい。そのためにデータをとり、分析することによって「匠の技を形式知化」するという取組みが良く出てきます。 …
今年(2023年度)は38品種の栽培にチャレンジです。ちなみに去年は22品種でした。KNS(かんしょ)48ができるまで品種は増やしていこうと思います。 38品種は下記の通りです。 上記のうち、一つは昨年収穫した「べにはる…
第二次世界大戦前後に栽培されていたサツマイモの品種をジーンバンクから取り寄せてみました。これらの種いもから苗をとる予定です。サツマイモと日本史の関係性を感じます。 明治末期~昭和初期、「東の紅赤、西の源氏」と言われ、西日…